胃カメラ
当クリニックの胃カメラの特徴
消化器内視鏡専門医による丁寧な検査
当クリニックの内視鏡検査は、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が行っています。苦痛の少ない内視鏡検査を提供し、より多くの方に検査を受けていただけるよう努めています。
鎮静剤(静脈麻酔薬)を使用した苦痛の少ない胃カメラ
内視鏡検査が不安な方、痛みに対して恐怖心が強い方など、鎮静剤を希望する患者さまには、鎮静剤を使用してウトウトしている間に検査を行うことができます。身体的にも精神的にもリラックスして検査を受けていただけます。患者さまに合わせた検査法を選択しますので、安心してご相談ください。鎮痛剤を使用した場合は、1時間ほどベットで休んでから結果をご説明します。鎮静剤を使用しなかった場合は、説明を受けてすぐにお帰りいただけます。
経鼻・経口ご自分に合った胃カメラ
当院では、細い胃カメラを使用しているため、鼻と口のどちらからでも検査が可能であり、自分に合った方法をお選びいただけます。
経口内視鏡(口からの胃カメラ)は、舌根部を通過することで「オエッ」となる可能性があり、鎮静剤の使用をおすすめしています。経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)は、吐き気が起きにくいとされており鎮静剤は使わずに検査する事も可能です。しかしながら、鼻の穴が狭い方やサラサラの薬を内服している方など鼻からの検査ができない場合もあります。また、鼻からの胃カメラがどうしても苦手な方もいらっしゃいますので、事前の診察時にご相談させていただきます。希望により鎮静剤も使用可能です。
ピロリ菌除菌
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)に感染すると胃粘膜に炎症を起こし、萎縮性胃炎という慢性胃炎の状態になります。日本人の胃がんの99%にピロリ菌が関与していると言われており、ピロリ菌を除菌することで胃癌の発生が抑えられることも分かっています。ピロリ菌による胃炎が疑われる場合は、内視鏡後にピロリ検査を行います。検査で陽性であった場合は、ピロリ除菌薬を1週間内服して除菌療法を行います。約2か月後にピロリ菌が除菌できたかどうか判定します。
感染症に配慮した内視鏡の衛生管理
当クリニックでは、検査に使用した内視鏡や処置器具は、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに準じて、検査ごとに洗浄・消毒作業を徹底的に行っています。内視鏡検査による感染が起こらないよう、安心で衛生的な検査を行います。安心してご来院ください。
こんな症状はありませんか?
下記のような症状でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。適切な検査を行ったうえで的確に診断し、原因に応じた治療方針をご提案させていただきます。
- 上腹部の痛み
- 黒い便が出る
- 胃の不快感、胸焼け
- 原因不明の貧血
- のどまたは胸のつかえ感
- 体重が急に減った
- 吐き気、嘔吐
- 家系に胃がんやピロリ菌感染者の方がいる
胃カメラでわかる病気
- 胃がん
- 逆流性食道炎
- 急性胃炎
- ピロリ菌感染
- 慢性胃炎
- 食道がん
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
皆さんが一番心配な病気は「がん」ではないでしょうか。胃がんは早い段階では自覚症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合もあります。
がんは早期発見が大事な疾患です。
40歳以上の方は年に1回は内視鏡検査をすることをおすすめしています。
また、若い年代でもピロリ菌による胃炎が起きている可能性もありますので、炎症が悪化する前に一度内視鏡検査を受けてみる事をおすすめしています。
胃カメラの流れ
- STEP1
- 前日までに事前診察をお願いしております。問診(身長、体重、薬のアレルギー、内服薬、定期的に加療されている疾病、手術歴、過去の内視鏡検査など)、麻酔の相談、採血などがあります。お薬手帳や3カ月以内の採血結果などありましたらご持参ください。
- STEP2
- 前日夜20時以降は絶飲食で、タバコもご遠慮ください。コップ1杯程度のお水であれば飲んでも大丈夫です。基本的にお薬の内服は大丈夫ですが、血液をサラサラにする薬や糖尿病の薬を飲まれている方は、検査前に中止が必要な場合があるため、お申し出ください。
- STEP3
- 当日朝何も食べずにお越しください。水やお茶は飲んでも大丈夫です。血圧のお薬を飲まれている方は、朝6時までに少量の水で飲んでください。受付後は、内視鏡室にお通しします。リラックスしてお待ちください。
- STEP4
- 前処置 血圧を測り、胃の中の泡を取りのぞくために、消泡剤(やや苦目の白い液体です)を飲みます。鼻or喉にスプレーで麻酔をした後に、ご希望がある方は鎮静剤を投与します。
- STEP5
- 検査食道、胃、十二指腸の順に観察します。がんなどの可能性が疑われる場合には、組織の一部を採取し、顕微鏡での検査を行うこともあります。検査は、5〜10分程度で終了します。
- STEP6
- 検査後鎮静薬を使用した場合は、リカバリー室のベッドで1時間〜1時間半程度、安静にしていただきます。鎮静剤を使用しなかった場合はすぐに結果をご説明可能です。
- STEP7
- 説明撮影した画像を見ながら、医師が検査結果をご説明いたします。検査時に組織を採取した場合は、2週間後以降に結果をご説明いたします。治療が必要な場合はその内容や計画について、次回の検査時期についてなどもお話いたします。
- STEP8
- ご帰宅検査当日は、お車などの運転、飲酒や激しい運動はお控えください。喉・鼻の麻酔の効果がきれてくる検査終了後1時間~1時間半後より飲食が可能です。